■■■ソーラーカーレース鈴鹿2007製作小話〜ステッカー編〜■■■ ◆ |
普通、車両製作の話は「製作秘話」なんでしょうけども、秘めることもないので小話。 2007年はカウルの新作があったので、ステッカーは地の部分から文字からロゴからすべて貼り直し。タイヤスパッツはカーボンFRPで、カーボンの織り目でレーシー(笑)に仕上がるため、無加工。車体は白色がいいと言われてたので白色ロールを買ってもらった。で、カウル班長から「キャノピーは塗装するで」と宣言されていた。2007年の初期設定はそんな感じ。 とりあえず試走会までに試走できるカウルを間に合わせるため、カウル班長の孤独な作業は黙々と続いた。もくもくもくもく・・・もくもくもくもく・・・もくもくもくもく・・・ まずは、パネル(アッパーカウル)の製作があらかた終了したのでソーラーセルを貼り付ける前に、地の白色を貼った。今年はその場にいっぱいメンバーがいたので、贅沢に手を8本くらい使って貼ることができ、去年よりも広い範囲がまるで塗装したようにうまくいった。このときパネル内に、カッターナイフの刃を置き忘れるという、ありがちだけど痛恨のミスをおかした。(危なっ!)数日かけて、前面、横面、上面の地色を貼り付ける。太陽電池を貼ってもらえる状態にこぎつけたときは、ちょっとほっとした。(まつの君撮影の製作風景写真より→) そして、黙々と続くカウル班長の作業は、もちろんメンバーの協力もあって、難航したタイヤスパッツもそれなりに取り付いて、カウル一式が試走会当日になんと間に合った。(驚) |
|
|
6月25日(月) 鈴鹿サーキット 6:00〜 競技車両搬入 7:30〜8:30 受付 8:30〜 ブリーフィング 9:00〜10:40 試走会1回目 13:00〜14:40 試走会2回目 ※車検は行われません。 |
|||||
↑未塗装のキャノピーとスパッツの白ガムテでテスト走行っぽい→ | ↑本番さながらに消火器も搭載 |
今年はメリハリのある梅雨だそうで、T.kura晴れ男伝説も達成(?)された。[試走会の写真はいずれも もりっち提供] でも、まぁ、この後は早め早めと取りかかるも、案の定(涙)なかなか作業は進まず、 試走会後、中途半端なキャノピーはガレージ奥の方の棚の上に放置された。 奇しくもおやつを置く台の上だったので、まるでキャノピーさまにお供えしてあるような状態が続いた。 ・・・カウル班長、キャノピーさまは何色になるのでしょうか? 今思えば、他の色になりようがないわけで笑えてくる話だが(根拠は電動バイクになったモンキーRのタンクと シートカウル)ステッカーの文字色は現車で変更もあるので、妙にドキドキしていた。 さて、いい加減、プロッタとデータをなんとかしなくっちゃ・・・自分で買ったプロッタを使いこなさなくっちゃ・・・ ソフトを入手してみるもうまくいかず、面倒くさくなって菰野町から同期を助っ人に呼ぶ。 |
もう本番まであと数日!しかし、そこはさすが助っ人様! あとはデータを作る!切る!抜く!貼る!だけ♪ ・・・って、データはEPSじゃだめ?BMPから作るの? えーっとシートと刃圧の調整はやっぱり感覚の問題? ・・・こんな音、深夜に切れないよな・・・と難航する。
田中鈑金さまから帰着。確か、火曜日の晩とか 水曜日の晩の話ではなかったかと思う。 (車検に行ってたT.kuraさんの愛車とほぼ同時期) 8月2日木曜日の夜、KUchiさんが、噂のチャンカレを はるばる金沢から持ってきてくださった頃には、 カウル班長は 仮眠中だった。ということは、開閉用のヒンジを 取り付ける作業は終わってたわけで。 んー青いなぁ。じゃあ、横のロゴは青の反射にしよう? 反射シートを切る時の刃圧調整は試行錯誤の末、 結局、当日前と当日貼り付け決定。(つまり負け続き) ←公式車検のときにTeamロゴは無かった(8月3日) |
|
|||||||
↑プロッタのおまけで、せっかく カラフルな在庫があるのに まったく出番がなかった(笑) |
||||||||
↑7月28日深夜1時半データ完成 | ||||||||
写真撮影時に必ずスポンサー名やチーム名がはいるようにという潜在意識があったのか、レーシングマシンって こういう感じという潜在意識があったのか、時間と戦いながら、ピットでステッカーを貼り付けていった。 今みれば、モノトーンに頼りすぎて地味かな。斜め前から撮られたカットは間延びしてるけど、当初はこの辺も 塗装の可能性があったけど材質の関係上、難しいので断念。そのうち、既製のデコラインを貼るかもに変更に なって、当日近くなったら、ネットでさんざん探しても(カウル班長が)気に入った製品が無くて、かといって これ以上、(複数のメンバーのセンスの関係上)Teamロゴのサイズも大きくできないし、スポンサーロゴは枚数が 間に合わない・・・という諸般の事情による。 しかし、そんなオトナな判断があって工数が減ったにもかかわらず、それでもまだ細かいのが間に合わず 両横の青いTeamMAXSPEEDにいたっては、 8月4日当日にDaiさんにエア抜きと仕上げをお願いして、逃走。 基地まで製作に戻ったりした。 |
|
|
|||||
でも、一応、間に合ったので、めでたしめでたし。仕上がった 車体は、この他リザルト・竹本写真館でご覧いただけます。(み) |