■■■Team MAXSPEED_ResultS■■■


2010/07/30〜08/01
DREAM CUP ソーラーカーレース鈴鹿2010(鈴鹿サーキット国際レーシングコース@三重県鈴鹿市)
■■ 8時間耐久レース・CHALLENGEクラス
■■■■ 第1ヒート(4時間) 総合05位 / CHAクラス01位 / 44周 / 4:03'25.292
■■■■ 第2ヒート(4時間) 総合05位 / CHAクラス01位 / 45周 / 4:05'03.033
■■■■ 8時間耐久    総合05位 / CHAクラス優勝 / 89周 / 8:08'28.325
■■■■ ミツバ賞受賞 ZDP杯ひえひえグランプリファイナル優勝 / 15.7℃[新記録]


 優勝したのでレポートを書きます!2連覇したので本気でレポートを書きます!!
 8時間2ヒート制も終わり???なので、データ入りのレポートを書きます!!!
 
▼目標
  建前98周
  現実的には、そこそこの発電で92周(ヒートあたり46周、ラップタイム5'17)
▼2009→2010年の変更点
  ・ダルマのサイズアップ
   (年々大きくなり、とうとう知事選なみ?のサイズになりました)
  ・更なる願かけ、神頼み・・・数字しか信じませんが、こういうの好きなんです。
   例えば
    銭湯のロッカーは1番とか
    ビールは一番搾りかスーパードライとか
    レース前にカツカレーを食すとか
  ・嫁パワー
  ・消耗品の交換
  ・エネマネ用ワークシートのアップグレード
  ・俺の体が丸くなった
 んっ?技術的には・・・無いです。
 強いて言えばドライバーの経験値アップくらいでしょうか?

 これといった変更点は無いが、ノーミス・ノートラブルで
 チームと車両の性能を100%発揮することに注力した。
▼車検・フリー走行・予選
  個室のピット(1区画1チーム)が頂けました。
  優勝って素晴らしいです♪

  車検は特に問題も無く通過した。
  フリー走行で順調にプログラムをこなすも、
  消費が計算値の倍に近いです・・・○×△!?
  車両にコレといったトラブルは見当たらないため
  バッテリの積算電流計の表示を疑う?

  単に走行するには支障が無かったため、ピットインして
  確認している時間がもったいないので、そのまま残りの
  プログラムこなすこととした。予選は1周のみアタックし
  残りはターゲットタイムあたりの練習走行にあてる。

  積算電流計は相変わらずで、いろいろ試してみたが
  原因の特定には至らず・・・。しかし、動作(表示)は
  元に戻ったようで?なんなのだこの動き?と、不安に襲われる。
  積算電流計以外にも、やたらと小物が壊れ、大丈夫なのだろうか?
  と、かなり不安なままスタートを迎えることとなってしまった。
▼決勝1ヒート
  作戦&指示:46周、ラップタイム5'10〜20
  目標は46周のため、ドライバーにロケットスタートを指示し、混戦を避け走り易いポジションを確保するようにした。
ドライバーは、指示通りのロケットスタートを決めてくれ
そのままCHALLENGEクラスをリードする。       うちのカムイ→

スタートから3周ほど様子を見るが、スタート前後から
雲行きが怪しく、当たり前だが発電がさみしいので
作戦を46周から44周狙いに変更する。

今回の作戦はバッテリをどれだけ残すでは無く
日射にかかわらず周回数とした。 
周回数が決まったので、後はたんたんと 5'30前後の
ペースで走らせる。

両ドライバーは的確にラップを刻み、消費も安定しており
申し分の無い走りである。
ドライバーの安定は、そのまま作戦に直結するので
指令室としてはとても有難いことである♪

前半は天候が安定せずにドキドキしていたが
レース半ば15:00あたりから発電も安定してきたため
そのまま44周狙いで走らせる。
  ドライバー交代も無難にこなし、不安であった積算電力計もグズらず、ノーミス・ノートラブルで
  結果としては総合5位、CHALLENGEクラス1位で1ヒートを終える。
  CHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。
■CHALLENGEクラス結果
  1 Team MAXSPEED Flat Out 44周 4:03'25.292
  2 柏会 MUSASHI 44周 4:04'21.814
  3 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 44周 4:05'50.864
  4 バカボンズ SCARBAEUS 43周 4:04'30.289
  5 紀北工業高等学校生産技術部 KIHOKU SOLAR 43周 4:04'36.907
  6 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 42周 4:03'50.436 
■Flat Out データ
  消費:3,346Wh
  時間:4:03:25
  周回:44周
  平均ラップタイム:5'32
  平均消費:76.0Wh
 
▼決勝1ヒート後
  レース後はデータ整理のため、1人もくもくパソコンに向っていたため、詳しい状況は知らないのだが・・・?
  どうやらバッテリ保管が19:00になったり、明日のバッテリ保管の解除が9:00になったり、いろいろ有ったようだ?
  充電時間の変更はいかがなものか?と思うし、
  充電時間が長くなるとラップタイムが速くなり消耗戦になるので、正直シンドイです・・・。
  何が起きても対応できるように万全の備えをし、明日もノーミス・ノートラブルで連覇を願い、スエで一杯あおる(笑

▼決勝2ヒート
  作戦&指示:46周、ラップタイム5'10〜20

  朝の充電は1時間長くなったが、10:30以降の発電がのびず
  例年のプラスアルファくらいに終わり、満充電まではいかなかった。

  他チームの充電状況が気になるところではあるが
  例年から予想するに、先ずは柏会がしかけてくるのだろう?
  そして後半に、これまで蓄えていたエネルギーで、
  堺市立堺高等学校科学部と
  紀北工業高等学校生産技術部がしかけてくるのであろう?
  
  近年のCHALLENGEクラスの優勝争いは
  同一周回のタイム差で決している。

  どうやってかわそうか気が重いです・・・。
  こういう時は自分たちを信じるのみです。
 
  
  2ヒートの目標は46周、46周すれば、2ヒート合計90周を達成し
  柏会のCHALLENGEクラス最高記録に並ぶからである
  (充電時間が違うので同じ土俵では無いですね・・・)。

  2ヒートもターゲットタイムが速いため、ロケットスタートを指示し
  混戦を抜け出す作戦とした。 
  ところが、いざスタートしてみると、どこもついてこない?何故だ?
  みんな充電時間が1時間延びて
  満充電で仕切り直しだって言っていたじゃないか!?また騙されたの(笑

  いろいろ考えているうちに、紀北工業高等学校生産技術部が
  メカニカルトラブルでリタイヤを決め、柏会がリヤ回りのトラブルで
  数分間のピットインを余儀なくされた。

  ライバル2チームの脱落(ごめんなさい)により
  これで精神的にも楽なり、またリスクを冒す必要もなく、作戦を変更する。

  記録より優勝!!
  ターゲットを堺市立堺高等学校科学部に絞り
  ラップタイムを5'30程度とした。状況をみて多少の変更を加えたが
  基本的に45周狙いの5'20〜30で走らせる。

  普段、よほどの天候の変化でも無い限り
  あまり細かな指示変更をしないのであるが
  今回は少し細かな指示を出すこととなった。

  それでも両ドライバーは、指示を的確にこなしてくれ
  ラップタイムも消費も安定しており、完璧な走りを見せてくれた。
  15:50あたりから急に日射が落ちてきたが
  バッテリは持ちそうなので、そのまま走らせた。

  未だにバッテリの底をつかみ切れていないので
  不安は不安なんですけど・・・。

  堺市立堺高等学校科学部との鍔迫り合いは続き
  心の中では『山田先生、(ペースを)落としましょう』と願う。
  (山田先生も同じことを願っておられたようです)

  残り30分、発電無しでも走りきれると確信するが
  不安もあり声に出して言えず・・・。
  絶対大丈夫と信じ、堺市立堺高等学校科学部のスパートに備える。

  予想通り?ラスト3周で堺市立堺高等学校
  科学部がスパートし、ラップタイムを10秒縮め
  5'20を切ってきた。
  こちらもそれを受けてスパートし
  5'10のベストラップで応戦する。
 

  何時しかけられ?それをかわせるのか?
  ドキドキしていたが、なんとか堺市立堺高等学校科学部を抑え
  2ヒートのチェッカーもクラストップで受ける。

  2ヒートもドライバー交代のピット作業は確実にこなされ
  ノーミス・ノートラブルの完璧なレース運びが出来た。

  これで1ヒート1位、2ヒート1位、合計1位の完全優勝を決める!!!
  終わってみれば余力はあった感じなので、46周チャレンジをすれば良かったかな・・・タラレバは無しですね。
  CHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。 
■CHALLENGEクラス結果
 1 Team MAXSPEED Flat Out 45周 4:05'03.033
 2 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 45周 4:05'17.348
 3 柏会 MUSASHI 42周 4:03'06.583
 4 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 41周 4:03'28.232
 5 鈴鹿工業高等専門学校 DEVeL 41周 4:06'44.920
 6 バカボンズ SCARBAEUS 41周 4:06'48.107
■ Flat Out 走行データ
  消費:3,438Wh
  時間:4:05:03
  周回:45周
  平均ラップタイム:5:27
  平均消費:76.4Wh
▼2ヒート合計
  レース前の不安をよそに、CHALLENGEクラス2連覇を達成できた。
  昨年の2009年大会は、しょうもないミス?トラブル?で1度ルーチン外のピットインが有った。
  2010年大会は、ノーミス・ノートラブルで、そしてドライでも勝つことへの挑戦であった。
  結果としてはフリー走行で積算電流計の不具合はあったが
  決勝レース中はノーミス・ノートラブルで、そしてドライで勝つことが出来た。
  勝因は次の3点につきる。
○高性能な車両
○安定したドライバーの運転技術
○ノーミス・ノートラブルのチーム力
     ○高性能な車両
         激戦のCHALLENGEクラスを勝ちぬくためには、
         先ずは走行抵抗と発電を高次元でバランスさせ、
         かつ運転のし易い高性能な車両が必要である。
     ○安定したドライバーの運転技術
         次いで、その高性能な車両を安定したラップタイムと消費で
         走行させるドライバーの運転技術である。
         また優勝するためにはピット戦略が重要であるが、それを
         より確実なものとするためにも、ドライバーの運転技術は大切である。
         スピンやパンクなどはもっての外(パンクは他の要因もありますけど・・・)。
     ○ノーミス・ノートラブルのチーム力
         そして何よりノーミス・ノートラブルのチーム力!!
         全ての準備から運営まで、全てをそつなくこなすチーム力があって、初めて
         高性能な車両と、安定したドライバーを活かすことが出来る。
         大会2連覇はまさにチーム力の証である。
  2ヒートの合計のCHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。 
■CHALLENGEクラス結果
  1 Team MAXSPEED Flat Out 89周 8:08'28.325
  2 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 89周 8:11'08.212
  3 柏会 MUSASHI 86周 8:07'28.397
  4 バカボンズ SCARBAEUS 84周 8:11'18.396
  5 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 83周 8:07'18.668
  6 宮崎工業高校ソーラーカーチーム miyakou MT09 81周 8:12'26.696
■Flat Out 走行データ  
  消費:6,784Wh
  時間:8:08:28
  周回:89周  
  平均ラップタイム:5:29
  平均消費:76.2Wh 
 
以上、今年も参謀司令のレポートと共にお送りしました。(み)
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