▼決勝1ヒート
作戦&指示:46周、ラップタイム5'10〜20
目標は46周のため、ドライバーにロケットスタートを指示し、混戦を避け走り易いポジションを確保するようにした。 |
ドライバーは、指示通りのロケットスタートを決めてくれ
そのままCHALLENGEクラスをリードする。 うちのカムイ→
スタートから3周ほど様子を見るが、スタート前後から
雲行きが怪しく、当たり前だが発電がさみしいので
作戦を46周から44周狙いに変更する。
今回の作戦はバッテリをどれだけ残すでは無く
日射にかかわらず周回数とした。
周回数が決まったので、後はたんたんと 5'30前後の
ペースで走らせる。
両ドライバーは的確にラップを刻み、消費も安定しており
申し分の無い走りである。
ドライバーの安定は、そのまま作戦に直結するので
指令室としてはとても有難いことである♪
前半は天候が安定せずにドキドキしていたが
レース半ば15:00あたりから発電も安定してきたため
そのまま44周狙いで走らせる。 |
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ドライバー交代も無難にこなし、不安であった積算電力計もグズらず、ノーミス・ノートラブルで
結果としては総合5位、CHALLENGEクラス1位で1ヒートを終える。
CHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。 |
■CHALLENGEクラス結果
1 Team MAXSPEED Flat Out 44周 4:03'25.292
2 柏会 MUSASHI 44周 4:04'21.814
3 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 44周 4:05'50.864
4 バカボンズ SCARBAEUS 43周 4:04'30.289
5 紀北工業高等学校生産技術部 KIHOKU SOLAR 43周 4:04'36.907
6 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 42周 4:03'50.436 |
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■Flat Out データ
消費:3,346Wh
時間:4:03:25
周回:44周
平均ラップタイム:5'32
平均消費:76.0Wh
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▼決勝1ヒート後
レース後はデータ整理のため、1人もくもくパソコンに向っていたため、詳しい状況は知らないのだが・・・?
どうやらバッテリ保管が19:00になったり、明日のバッテリ保管の解除が9:00になったり、いろいろ有ったようだ?
充電時間の変更はいかがなものか?と思うし、
充電時間が長くなるとラップタイムが速くなり消耗戦になるので、正直シンドイです・・・。
何が起きても対応できるように万全の備えをし、明日もノーミス・ノートラブルで連覇を願い、スエで一杯あおる(笑 |
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▼決勝2ヒート
作戦&指示:46周、ラップタイム5'10〜20
朝の充電は1時間長くなったが、10:30以降の発電がのびず
例年のプラスアルファくらいに終わり、満充電まではいかなかった。
他チームの充電状況が気になるところではあるが
例年から予想するに、先ずは柏会がしかけてくるのだろう?
そして後半に、これまで蓄えていたエネルギーで、
堺市立堺高等学校科学部と
紀北工業高等学校生産技術部がしかけてくるのであろう?
近年のCHALLENGEクラスの優勝争いは
同一周回のタイム差で決している。 |
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どうやってかわそうか気が重いです・・・。
こういう時は自分たちを信じるのみです。
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2ヒートの目標は46周、46周すれば、2ヒート合計90周を達成し
柏会のCHALLENGEクラス最高記録に並ぶからである
(充電時間が違うので同じ土俵では無いですね・・・)。
2ヒートもターゲットタイムが速いため、ロケットスタートを指示し
混戦を抜け出す作戦とした。
ところが、いざスタートしてみると、どこもついてこない?何故だ?
みんな充電時間が1時間延びて
満充電で仕切り直しだって言っていたじゃないか!?また騙されたの(笑
いろいろ考えているうちに、紀北工業高等学校生産技術部が
メカニカルトラブルでリタイヤを決め、柏会がリヤ回りのトラブルで
数分間のピットインを余儀なくされた。
ライバル2チームの脱落(ごめんなさい)により
これで精神的にも楽なり、またリスクを冒す必要もなく、作戦を変更する。
記録より優勝!!
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ターゲットを堺市立堺高等学校科学部に絞り
ラップタイムを5'30程度とした。状況をみて多少の変更を加えたが
基本的に45周狙いの5'20〜30で走らせる。
普段、よほどの天候の変化でも無い限り
あまり細かな指示変更をしないのであるが
今回は少し細かな指示を出すこととなった。
それでも両ドライバーは、指示を的確にこなしてくれ
ラップタイムも消費も安定しており、完璧な走りを見せてくれた。
15:50あたりから急に日射が落ちてきたが
バッテリは持ちそうなので、そのまま走らせた。
未だにバッテリの底をつかみ切れていないので
不安は不安なんですけど・・・。
堺市立堺高等学校科学部との鍔迫り合いは続き
心の中では『山田先生、(ペースを)落としましょう』と願う。
(山田先生も同じことを願っておられたようです)
残り30分、発電無しでも走りきれると確信するが
不安もあり声に出して言えず・・・。
絶対大丈夫と信じ、堺市立堺高等学校科学部のスパートに備える。
予想通り?ラスト3周で堺市立堺高等学校
科学部がスパートし、ラップタイムを10秒縮め
5'20を切ってきた。
こちらもそれを受けてスパートし
5'10のベストラップで応戦する。 |
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何時しかけられ?それをかわせるのか?
ドキドキしていたが、なんとか堺市立堺高等学校科学部を抑え
2ヒートのチェッカーもクラストップで受ける。
2ヒートもドライバー交代のピット作業は確実にこなされ
ノーミス・ノートラブルの完璧なレース運びが出来た。
これで1ヒート1位、2ヒート1位、合計1位の完全優勝を決める!!! |
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終わってみれば余力はあった感じなので、46周チャレンジをすれば良かったかな・・・タラレバは無しですね。
CHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。 |
■CHALLENGEクラス結果
1 Team MAXSPEED Flat Out 45周 4:05'03.033
2 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 45周 4:05'17.348
3 柏会 MUSASHI 42周 4:03'06.583
4 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 41周 4:03'28.232
5 鈴鹿工業高等専門学校 DEVeL 41周 4:06'44.920
6 バカボンズ SCARBAEUS 41周 4:06'48.107 |
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■ Flat Out 走行データ
消費:3,438Wh
時間:4:05:03
周回:45周
平均ラップタイム:5:27
平均消費:76.4Wh
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▼2ヒート合計
レース前の不安をよそに、CHALLENGEクラス2連覇を達成できた。
昨年の2009年大会は、しょうもないミス?トラブル?で1度ルーチン外のピットインが有った。
2010年大会は、ノーミス・ノートラブルで、そしてドライでも勝つことへの挑戦であった。
結果としてはフリー走行で積算電流計の不具合はあったが
決勝レース中はノーミス・ノートラブルで、そしてドライで勝つことが出来た。
勝因は次の3点につきる。 |
○高性能な車両
○安定したドライバーの運転技術
○ノーミス・ノートラブルのチーム力 |
○高性能な車両
激戦のCHALLENGEクラスを勝ちぬくためには、
先ずは走行抵抗と発電を高次元でバランスさせ、
かつ運転のし易い高性能な車両が必要である。 |
○安定したドライバーの運転技術
次いで、その高性能な車両を安定したラップタイムと消費で
走行させるドライバーの運転技術である。
また優勝するためにはピット戦略が重要であるが、それを
より確実なものとするためにも、ドライバーの運転技術は大切である。
スピンやパンクなどはもっての外(パンクは他の要因もありますけど・・・)。 |
○ノーミス・ノートラブルのチーム力
そして何よりノーミス・ノートラブルのチーム力!!
全ての準備から運営まで、全てをそつなくこなすチーム力があって、初めて
高性能な車両と、安定したドライバーを活かすことが出来る。
大会2連覇はまさにチーム力の証である。 |
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2ヒートの合計のCHALLENGEクラスの結果とFlat Out の走行データは次のとおり。 |
■CHALLENGEクラス結果
1 Team MAXSPEED Flat Out 89周 8:08'28.325
2 堺市立堺高等学校科学部 SCIENCE 710 89周 8:11'08.212
3 柏会 MUSASHI 86周 8:07'28.397
4 バカボンズ SCARBAEUS 84周 8:11'18.396
5 Team SUNLAKE SUNLAKE EVO 83周 8:07'18.668
6 宮崎工業高校ソーラーカーチーム miyakou MT09 81周 8:12'26.696 |
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■Flat Out 走行データ
消費:6,784Wh
時間:8:08:28
周回:89周
平均ラップタイム:5:29
平均消費:76.2Wh |
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