Dream Cup ソーラーカーレース鈴鹿2009 DRIVER'S REPORT 〜2年目スタートドライバーの苦悩、焦燥、胃痛〜 |
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2009年、Dream Cup ソーラーカーレース鈴鹿2009においてTeamMAXSPEEDは、総合順位3位、CHALLENGEクラス優勝という過去最高の記録を打ち立てた。 TeamMAXSPEEDはソーラーカー製作経験者は勿論、エコノムーブ、ソーラーバイシクル等の経験者が集まった「その道のプロ」集団である。そんなプロ集団にひょんな縁から2008年にスカウトされ、ソーラーカー「Flat Out」のドライバーとして参戦することになった私が、TeamMAXSPEED2年目スタートドライバーの視点から、この場をお借りして2009年のレースを振り返る。
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十分に減速し、ラインキープでそのまま2コーナーへ。Flat Outがコースに対してまっすぐになってからアクセルオン。 その後も「ナリ」でS字〜逆バンク〜ダンロップをクリアし、一番の鬼門デグナーヘ。 デグナー1はフラフラしながらも何とかクリア。デグナー2は手前で十分すぎるほど減速し、進入。 ここでもフラフラしながらクリア。クリア後、慎重にアクセルオンし、ヘアピン〜200Rをクリア。 第2の鬼門、スプーンカーブ。奥に行くほど下り勾配となっており、コーナーRもキツくなっている。 滑っているのは分かっているが、3輪ドリフト??の状態でちょこちょこ修正舵を当てながらクリア。 バックストレート、旧130Rをクリアし、雨天時最後の鬼門、シケインへ。シケイン2も下っている為、 すぐリアが抜ける。ここでも十分に減速し、慎重にステアリング操作を行いながらクリア。 最終コーナーを抜け、ホームストレートへ無事帰還。 各コーナで何をしても3輪が滑り、氷の上を走っているような感覚だった。雨粒もスクリーンに張り付き、 前があまり見えず攻略どころでは無かった。 「コースオフしない」という目標はクリアしたが、走行データを確認すると エネルギー消費、タイムのバラつきが大き過ぎる。凹みながら第2ヒートの天気の回復を祈った。
一気に抜き去り接触を免れた。そのまま第2コーナーをクリアすると、なんとO大学、A大学のすぐ後ろ、 3番目のポジションまでアップしていた。しかし、作戦通りの走行の為、後続車両にすぐに追い越される。 マイペースに走行していると、程無くしてリアから異音が聞こえてきた。 去年の大会ではモータのセットボルトが緩み、センターナットまでが緩んできてピットインを行ったが、 それが再発したのかと思い一気に血の気が引く。すぐさまチーム監督に連絡し、ピットイン。 モータハーネスとタイヤスパッツのフランジが干渉しているものだった。 車体的に特に問題では無かったがピットインに要した時間は約4分。 第1ヒートの貯金がほぼ無くなり、上位4チームが同一周回となった。 これでレースはますます混戦、各チーム探り合いのサバイバルレースに突入した。 しかし、ウェットな路面、先程のピットインで心が折れてしまいペースを保つことが出来ない。 なんとかペースを保とうと試行錯誤している内にドライバー交代の連絡。ピットインしドライバー交代。
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TeamMAXSPEED 2年目スタートドライバー:Y.SHONO |
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